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グリム童話「水牛の革の長靴」②

兵隊はワインの栓を抜いて「健康を祝して乾杯だ」と叫び、

瓶を盗賊たちの頭の上で振り回しながら「生きろ、その前に口を開けて右手を上げろ」と大声を出しました。

すると盗賊たちはみんな金縛りにあい、座ったまま動かなくなりました。

狩人はその場を早く立ち去ろうとしましたが、兵隊はしばらく飲み食いを続け夜明けまでその家にいました。

翌日、二人は街へ行き、兵隊はそこで昔の戦友たちに出会い、森に住む盗賊たちを捕まえてやろうと話しました。

戦友たちを従えた兵隊は、再び盗賊たちの家のまわりを取り囲み、兵隊が瓶を振り回しながら「みんな生きろ」と叫びました。

すると盗賊たちが動き出しましたが、そのまま投げ飛ばされて手足を縄で縛り上げられ、馬車に投げ込んで牢屋へ連れて行かれました。

さらにつづく。

前回のお話はこちら

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