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革は川で変わる

レザーのことを知れば知るほど、よく聞く言葉だと思われますが、

「鞣し」(なめし)

という革を生み出す工程でとても大切な作業があります。

「鞣しが大切、鞣しで革の品質が変わる。」

長い間、革に携わっている方ほど何回も聞いた言葉ではないでしょうか。

鞣しについて簡単に説明しますと、まず2種類の鞣しがあり…夏と冬の気温差が…原皮の種類によって…

話し出すと止まらなくなるのが鞣しについてです。笑

革を作り出す際にとても大切な工程であるクロム鞣しに使うドラムと、革を大切に扱うタンナー職人の様子。

※クロム鞣しの様子

またそれぞれのタンナー(革を生み出す職人たちの名称)でこだわりの鞣しをしているため、一つの話を聞いても、答えが出ないことが多いです。

ざっくり鞣しとは、そのままにすると使えない余った皮を、製品の革へと変える作業になります。

よく知りたい方は、ぜひ弊社まで遊びに来てください。笑

では、何故そこまで「鞣し」が重要なのでしょうか。

タンナーの技術も日々向上しており、鞣し終わった後の染色する際に理想としている革へ変化させる技術も上がってきました。

ですが、基本となる土台を作る「鞣し」によって品質が守られ、それぞれ皆さまのご希望の理想に近い革が生み出されることに落ち着くと思います。

鞣しには大量の水を使います。

なのでタンナーは水を与えてくれる自然の恵みによってできた川が必要不可欠です。

兵庫県姫路一帯の川沿いには数多くのタンナーが並んでいます。

 

実はその川の水によって、鞣しが変化する!

 

そんな面白い現象が革には起きているんです!

 

姫路のタンナーには大きく2つの区域があります。

2つに別れる理由は、それぞれ別の恩恵を受けているからです。

一つ目は、高木・御着地区。

こちらは市川という川が流れています。

市川の水質は硬度が高く硬水になります。

上流の山の地質や、傾斜の角度によって水質は変化しますが、

硬水の場合には石灰が多く含まれているため、ハリのある革やヌメ革に適した水になります。

 

もう一方は松原・誉・沢田地区。

こちらには林田川という川が流れています。

林田川の水質は硬度が低く軟水になります。

軟水の場合には、石灰の成分が少ないため柔らかいソフトな革に適しています。

 

革の土台となる「鞣し」の水の違いによっても、同じ手順を踏んでも出来上がる革が変わるのです。

細かな違いかも知れませんが、その違いこそが革の表情を生み出します。

少しの変化で表情を変える扱いの難しい革。

だからこそ、皆さまが求めるレザーを様々なタンナーと協力し、お届けしたいと思います。

その分、小さな変化で変わるものが一つの革の楽しみであればと願います。

これからも魅力あるレザーをご紹介していきますね。

 

 

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