千匹皮 ② 革にまつわる童話
千匹皮(姫)はある日城の舞踏会に参加したいがために、太陽のドレスを着て紛れ込んだ。
そこで王に見初められダンスを踊ることになる。
だが、姫は正体を明かさずに去った。
王はどうしても踊った者が誰であるか気になってしまう。
それからしばらくして、千匹皮が王のスープを作ることになり、皿の中に金の指輪を落とした。
王は金の指輪を見つけ、スープを作ったものを呼んだ。
同様のことが三度続き、王は3度目に気づかれないよう舞踏会で踊っている最中に、姫の指にあの金の指輪をはめた。
そして千匹皮が食事を作ったものとして呼ばれたとき、その指には金の指輪があったため、舞踏会で王と踊った姫が自分だとバレてしまった。
その後、王と姫は結婚し幸せに暮らした。
めでたしめでたし
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