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古代の皮革

今回は、日本の皮革の歴史について私自身も古代の歴史まで知らなかったので、

何回かに分けて、ご紹介させていただきます。

太古より獣皮は脂を除去して、敷物や鞴(ふいご)に、

または、毛を除去し、革にして履や楯、鞆(とも)などの防具に加工していました。

因みに鞆(とも)とは、弓を射るときに手首にの内側につけ、引き放った弓の弦が腕や釧(くしろ)に当たるのを防ぐ道具のことです。

日本の書記によれば、4世紀頃、百済(現、朝鮮半島南西部)の工人が渡来した際に、皮を縫製する技術を伝えたそうです。

そして4世紀末、革工が渡来し、大和岡山辺郡額田邑(現、奈良県の大和郡山市額田部北町と額田部寺町付近)に住み、革を製造しました。

この革工集団を熟皮高麗(かわおしこま)と呼び、熟皮高麗により新技法で大型の牛や馬の革製造が始まったと考えられています。

4世紀の大和時代には、鹿やカモシカ、猪、熊などの獣皮を貢物として定めていたようです。

つづく

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