人類最古の製造工業
子供の時に、はるか昔の時代を勉強しましたが、
今回は改めて衣食住の衣についてのお話です。
皮革の利用は人類の歴史と共に始まり、
新春時代を通じて徐々に発展して世界各地に普及したと言われております。
太古の人類は植物の実や葉、茎、根等を採取して食料としていましたが、
そのうち昆虫、鳥、蛇、トカゲなどの小動物、その後鹿や猪、熊、牛および馬などの大動物を狩猟して、
その肉を食すようになったそうです。
当初は、肉以外の皮や骨は捨てられていたそうですが、
やがて利用することを考え始めました。
皮は毛付のまま乾かして、敷物や雨風を防ぐ覆いとして利用し、
さらに天候不良や外傷からの身体保護のために身に着けるようになりました。
一方、骨は皮を剥ぎ、肉片や油脂などを搔き削る道具として利用しました。
放置された皮は毛が抜けることがあるので、脱毛した皮も利用し。
乾燥させる過程で、揉んだり、叩いたりした物理的処理、
鞣しや染色という科学的処理を施して、
革を製造するようになったそうです。
毛皮は衣類として防寒用に利用され、
このことにより人類が熱帯から寒冷地への移動が可能になりました!
また、狩猟した動物の毛皮を身に着けることにより、
狩猟能力あるいは優越性を誇示し、ステータスとしたそうです。
身体保護や装飾のほかに、
悪霊から身を守る、異性の関心をひく、性器を覆う等の目的もあったようです。
その後、革はさまざまな皮革製品として使われるようになり、
皮革の歴史は人類の歴史と共に始まり、発展した
「人類最古の製造工業」だと言われています。
皆さん、革を絶やさないよう使っていきましょう!(笑)
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