天然皮革。本当の革に関して。
靴、鞄という漢字を見ると靴は革を化かすで、鞄は革を包むですね。
その昔は革と言うとほとんどが牛、馬、豚などの天然素材が主流でした。
天然皮革とは、牛、馬、豚などの動物の皮に「なめし」の工程を加えたものを指します。
原料(動物の皮)の状態を「皮」と呼び、
樹液や薬品を用いて腐敗防止の効果をもたせる「なめし」を行ったものが「革」になります。
近年では化学的に作られる合成皮革、人工皮革が多く出回るようになりました。
見た目では区別ができない位です。
天然のものと人工のものでダイヤモンドがありますが、こちらは成分が同じため、
どちらもダイヤと言っても違和感はないかもしれません。
しかし、天然皮革と合成、人工皮革とでは成分が全く異なるので、
同じ皮革と呼ぶには非常に違和感を感じるものです。
漢字の意味では合成皮革、人工皮革は皮革ではありません。
化成品であるので、あえて言うならば合成、人工ヒカクではないでしょうか。
それぞれの素材には長所、短所がありますのでそれぞれのシーンによって使い分けられております。
次回は天然皮革と合成ヒカクの違いについてお話したいと思います。